全国観光圏シンポジウム２０１５が１１月２７日に全国観光圏推進協議会の

主催で開催された。

このシンポジウムは、今年で２回目であり、

昨年『住んでよし、訪れてよし』というコンセプトのもと、滞在交流型観光を

推進していきながら、全国にある１２の観光圏をまとめて

ブランド観光地域とし、インバウンド獲得に向けた取り組みを進めています。

今年度は、更にこうした活動をより具体的に、日本におけるゴールデンルートに

代わる地域の存在を高めるために、

『全国観光圏ブランドプロジェクト』が立ち上がり、

そのプロジェクトコンセプトを、

『UNDISCOVERED JAPAN（まだ知られていない日本）』とし、

地域らしさの中に、独自の交通手段、地元ならではの食、景観の保守、

WiFiの整備、多言語化対応などを１２の観光圏アライアンスの中で

その土地にある得意分野のカテゴリーを設定して安心・安全に相互送客できる

体制と情報の発信を観光圏ブランドとして推進していくそうである。

各テーマカテゴリーは、以下の４つ

『SPIRITUAL』 『LIFE』 『CULTURE』 『EXPORE』

その代表的なエリアとして、

①『SPIRITUAL』 　大分県　豊の国千年ロマン観光圏

②『LIFE』 　徳島県　にし阿波〜剣山・吉野川観光圏

③『CULTURE』 　新潟・群馬・長野県　雪国観光圏

④『EXPORE』 　北海道　ニセコ観光圏

これら代表的な観光圏が、日本における観光立国を担うトップランナーとして

日本政府観光局とも連携し、安心して宿泊できる宿のクオリティ管理や、

日本の原風景を思わせる景観の保全など、地方に住む人々の生活が

観光資源になりうるという事実を、より自覚し、地方全体で気付いてゆくことが

今後の活動になっていくように感じた。

まだまだ課題はあると思うが、まずはこうした一つ一つの観光地の活動を

ひとつに集約しながら積極的なブランド戦略を推進していくスタンスが、本当に

今っぽく、どんどん進めていきながら我々も一緒に盛り上げていきたいと思った。（イシイ）