ピールアートから考え…
2017.01.22 [sun]
ピールアートから考える私たちのゴミ
皆さんは「ピールアート」をご存知だろうか。
「ピール」とは、果物や野菜の外側にある保護層、つまり、私たちが普段 果物の「皮」などと呼んでいるもののことである。
では、ピールアートとは何なのか。
その名の通り、野菜や果物、卵の殻など 通常棄ててしまう「ピール」を使って、ランプシェードなどを作るアートである。以下の記事では、ピールアートの創始者である才田春光さんの活動や言葉が記されている。
http://beinspiredglobal.com/peel-art-and-body
記事中の彼女の話の中で印象的な部分がある。
私たちがスーパーでオレンジを手に取るとき、何を見て選ぶのか、という話。大多数の人はその「皮」部分を見て、皮の状態が綺麗なものを選ぶ。しかし実際に家で食べるときには、中身だけを食べ、判断基準であった皮には目もくれず棄ててしまうのだ。私たちの生活では当たり前のことなのだが、よくよく考えると矛盾だらけのような気がしてくる…。
このように、彼女のアートはゴミを再利用するだけではなく、私たちが日頃無意識に行っている「棄てる」という行為を改めて考え直すきっかけをも与えてくれる。幻想的なピールアートを見ながら、自分の生活を振り返ってみてはいかがだろうか。