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ブサイク野菜に未来を…

2016.12.11 [sun]
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ブサイク野菜に未来を!

事の始まりはアメリカの産地直送野菜のデリバリー企業「Hungry Harvest」が制作したemoji(絵文字)から。
野菜で表現された“ハート”や人の手に見立てた“いいね”のサインを作ったり。
実はこちらの絵文字、全てディフォルしたわけではなく、
実際にある本物の野菜の形を表現したものとなっているんです。

ではなぜこの様な取り組みを行っているのか、
一見すると何のため?と思うところがあるでしょう。

背景として、毎年農作物の約20%が出荷されぬままゴミとなる事実があります。
それは日本と同様に、店頭に並ぶ前に、野菜のちょっとしたキズや形などを厳密な規格で振り分けられてしまっているからです。

そうした事実から、こちらの企業は規格外野菜を詰め合わせセットにし、宅配・販売しています。
絵文字は規格外として市場に出回らない農産物の存在と、それが捨てられている現実を、
広く若者層に知ってもらうためのアピール戦略のひとつだったそうです。

ちなみにこちらの企業「Hungry Harvest」は、食材を必要とする人たちのために136トンを寄付してきました。
それはアメリカ人のおよそ6人に1人が食べ物にありつけず苦しんでいるという現実なのです。

日本の野菜の価格高騰で騒がれる昨今、
こうした取り組みが広がり、少しでも多くの野菜が人に届くことを願うばかりですね。

http://tabi-labo.com/276460/hungryharvest