ここに紹介する社会実験プロジェクト「Casserole」は、食を通して地域のつながりの復活を目指すプラットフォームだ。75歳以上のシニアの半分は、一人で食事をするというマーケティングデータの元、こういった人達が、自らの作った料理を近隣の人々に無料で振る舞うことで、自分にとっても食事を楽しいものにするというのだが、そもそも料理好きの人たちって、昔はよくお客を家に招いてホームパーティなどやっていたことが、次第に体力の低下と、ジェネレーションのギャップ等の理由で機会が少なくなってきているのであろう。ここにデリバリーのシステムを加えるビジネスモデルもあるのかもしれない。（イシイ）